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秋田のどこかの珈琲屋

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3月限定コーヒー豆の紹介と物語の紹介

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約3分


3月限定珈琲豆たちからインスピレーションを受けた創作物語。
徐々に秋田も春が近づいてきているように感じします。
今回は秋田ではまだ珍しいインフューズドコーヒーという香り付けをした珈琲のストロベリーフレーバーが登場します。また店主のぽんはナチュラルタイプが好きで、今回はナチュラルタイプのバランスタイプ、ウガンダ、タイからセレクトしております。店頭でも3/5より順次テイクアウトで飲むことができます。また20セット限定で3月限定豆のセット「いちごとロバ」ー春風のほほえみの270gセットを4950円(+送料185円)で販売いたします。BASE公式オンラインショップまたはお振込、店頭での支払い希望の方は公式LINEやInstagramにてご連絡ください。



それでは3月も穏やかなコーヒータイムをお過ごしください。

「いちごとロバ」— 春風のほほえみ

この物語はフィクションです。


窓から差し込む春の陽ざしが、やわらかな光の粒となって部屋を包み込む。カーテンがそよぐたび、ふわりと香るのは、淹れたてのコーヒーと春の風。

遠くの丘の上、一本の大きな桜の木のそばに、小さなロバが暮らしていました。名前は「いちご」。いちご色の耳を持つこのロバは、のんびりとした性格で、いつも春の訪れを誰よりも楽しみにしていました。

ある日、遠い国から旅人がやってきました。彼はタイの港町からやってきた商人で、世界中の香りを集めるのが好きでした。旅人は、村の市場で売られていたコーヒー豆を手に取り、目を閉じました。

「この香り…どこか懐かしい。」

それは、タイの市場に広がる甘くエキゾチックな果実の香りと、春風のようにやさしいスパイスの香りが混ざり合った、不思議なコーヒーでした。

「この豆が育った場所を知りたい。」

そう言って旅人が向かったのは、丘の上の桜の木のそば。そこには、コーヒーの実が赤く色づく農園が広がっていました。そして、その入り口には、のんびりと日向ぼっこをするロバのいちごがいました。

「きみが、このコーヒーを見守っているのかい?」

いちごは旅人をじっと見つめると、のっそりと立ち上がり、丘の上へと歩き出しました。春風が吹くたびに、コーヒーの花の香りが舞い上がる。旅人は目を閉じ、その香りを胸いっぱいに吸い込んだ。

「まるで、春そのものだ…。」

こうして生まれたのが、3月限定の特別なコーヒー。
ストロベリーとブルーベリーのさまざまなベリーがポップに躍る「コロンビア キンディオ Strawberry インフューズド ハニー」:中煎
ロバが運ぶ高品質なバランスタイプコーヒー豆「ウガンダ ルウェンゾリ ドンキーナチュラルアフリカンムーン」中深
どこか落ち着くあんずフレーバーバランスタイプタイ シリンヤ メースアイ ナチュラル」中深(中煎より)

春の陽ざしのようにやさしく、ロバのいちごのようにのんびりと、心を温めてくれる一杯を、あなたに。

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